開業して丸3年が経ち、昨年は目標としていた医療提供の足固めが着実に進んだ1年でした。中でも、長年構想していた障害のある方の歯科診療について、麻酔科医との連携や協議が前進し、全身麻酔下での集中治療を可能にする受け入れ体制の準備が進んだことは、大きな一歩だと感じています。
今夏には、現在のクリニックのすぐ近くへ移転を計画しています。これにより駐車スペースも拡充でき、患者様にはより快適にご来院いただけると考えています。そして移転を機に、全身麻酔に対応できる設備を本格的に導入します。開業医として地域に根を下ろすからには、自分が育った場所への社会貢献を果たしたい。これまで研さんを積んだこの分野で、私がこの地で貢献する番だと考えています。
また、クリニック全体の専門性を高めていくことも大きな目標です。「何でもできる」ことを目指すのではなく、昨年12月から開始した矯正治療や、移転後には歯の形や色を整える治療や根の治療など、各分野で専門的な知見を持つ医師と連携して診療にあたります。そして、痛みや急なトラブルには可能な限り迅速に対応する信念のもと、日常的な治療や予防にも丁寧に向き合い、安心してご相談いただけるクリニックを目指します。
こうした挑戦ができるのも、開業当初から信じて通ってくださる患者さま、スタッフ、そして連携してくださる地域の方々のおかげに他なりません。本年も、関わる全ての人への感謝を胸に、まずは私たちが心身ともに健康であること、そして持続可能な形で地域医療の質を高めていくことに全力を尽くします。
(2026年元日、岩手日報新春特集記事より転載)